7月11日(日)
小倉11R プロキオンステークス(G3)
【注目馬】
サンライズホープ
まず大前提として今年のプロキオンステークスは小倉ダート1700mで開催される。
中京や阪神、京都のダート1400mで毎年開催されてきた過去のレースとは傾向や適性など全てが異なる。ここ最近の小倉ダート1700mに目を向けるとエーピーインディ系の好走が目立つ。特にマジェスティックウォリアー産駒やカジノドライブ産駒の適性が高い。
そして結果を残している馬に共通するのが母父に芝のG1を制したサンデー系種牡馬がいる事。米国血統が好走しやすいレースではあるが父と母父の両方が米国血統の馬は逆にあまり成績が良くない。
日本の馬場への適性面で少し足りなくなるためだろう。
最も最近の同条件が7/4(日)小倉10レース。
この勝ち馬ハンディーズピークもマジェスティックウォリアー産駒で母父ダンスインザダークと傾向に合致している。
今年のプロキオンステークス出走予定馬に目を向けると条件に該当する馬が一頭だけ存在する。
父はもちろんマジェスティックウォリアー、母父スペシャルウィークという血統を持つサンライズホープだ。このサンライズホープは現在2連勝中で馬場も問わない素質馬。
2020年6月に一度だけ重賞挑戦の経験があるものの、この時はまだ3歳で馬体も完成されていなかったのと4ヶ月連続の出走で疲労が溜まっていた。
今回が実質的に重賞初挑戦と言えるだろう。
もともと乗り味の良い馬だが馬体が安定し走法も抜群に良くなった。
上位人気の一角ながら少し評価が下がっている理由は重賞経験の少なさに加えて1回だけ出走した小倉ダート1700mで7着になってしまった事が原因だろう。
ただしこの時は不良馬場だった事と4ヶ月連続の出走で疲労に泣かされた。
大型馬だがある程度間隔を空けてリフレッシュしている状態が良く走る馬なので今回は5月を休養に充ててから6月出走を経ての叩き2走目。
陣営も疲労を残さないようみっちりやりながらも注意して仕上げてきている。
スタートが非常に上手な馬でスピードに乗るのも早い。
今の小倉は前が止まりにくい状態なのでこの馬は必ず押さえておきたい。